2020年03月06日

前田建設工業はこういう戦略を実施してくるのではないでしょうか?

前田建設工業が敵対的TOBを仕掛けている前田道路が、対抗策として特別配当の実施を公表しています。何度もコラムやニュースで申し上げていますが、これはあまり対抗策にはなっていないと思われます。というのも、前田建設工業がTOB価格を再設定してTOBを仕掛けなおせばよいだけの話だからです。おそらく前田建設工業は以下のような対応をすると公表してくる可能性があるのではないかと考えられます。

・まずTOB期限である3月12日(木)までに、前田道路の特別配当(1株650円)に対して反対するスタンスを表明する。

・4月14日(火)に開催される臨時株主総会において特別配当議案が否決された場合、現在の1株当たり3,950円のTOBを続行する。

・特別配当議案が可決された場合、現在の1株当たり3,950円のTOBを一旦撤回し、価格を見直したTOBを再度実行する。※例えば当初のTOB価格3,950円ー特別配当650円=新TOB価格3,300円でTOBを仕掛けなおす。

これでどうでしょうか?

 

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