2020年03月10日

東芝機械に関するブルームバーグの記事

ブルームバーグが以下の記事を掲載しています。

東芝機械社長、買収防衛策「簡単に過半数取れず」-旧村上系がTOB

坂元社長が以下のようにおっしゃっているそうです。

東芝機械の坂元繁友社長は、敵対的株式公開買い付け(TOB)を仕掛けた旧村上ファンド系投資会社に対する買収防衛策について、行動規範を順守する国内機関投資家から賛同を得るのに苦戦しており、臨時株主総会では「簡単に過半数が取れると思っていない」との認識を示した。

坂元社長は4日のインタビューで、規範に照らすと株主価値向上を求める旧村上側の主張に同調せざるを得ない国内投資家もおり、「非常に厳しい戦いになる」と言及した。海外投資家の多くは、非公開の場で株主還元を要求してきた旧村上側の姿勢は正当性を欠くとの東芝機械の考えに一定の理解を示しているという。総会は27日開催予定。

本当に簡単に過半数がとれると思っていらっしゃらないのでしょうか?それとも本当は取れると思っていらっしゃるのでしょうか?一般的にというかこういった敵対的TOBに対して対抗策を打つ場合、「株主の皆様にご理解を頂きたい」とか「株主の皆様に真摯にご説明したい」という発言に留めます。

「対抗措置発動は認められると思っている。自信はある」とか「必ず株主の皆様にはご理解いただけると思っている」といった発言はしないように想定Q&Aを準備します。なぜでしょうか?

あまり自信のある回答をすると「安定株主がいるからだろ?」「安定株主対策を追加でしたんだろ?」「安定株主にあぐらをかいている」と言われるリスクを考慮しているからです。

東芝機械の場合はどうなのかはわかりませんが、一般的にはこういったリスクを考えて想定Q&Aを準備します。

さて東芝機械の自信のほどは?

 

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