前田道路 今枝社長のインタビュー記事

TOB反発の前田道路社長ラストメッセージ「破滅の道、技術者は流出する」 今枝良三・前田道路社長インタビュー

大変長い記事ですね。最後だけ抜粋します。

――今の心境を一言で表現すると？

…疲れたね。もう追い回されているって感じ。マスコミからも（苦笑）。

いろんな人からメールをもらいました。OB、前田建設に関係した人、上司だった人、同級生だったり。「頑張れよ」とか。親父も「大丈夫か？」とか聞いてきたね。

そんな中ではあるけれど、前向きな仕事をやりたい。企業価値を上げるような、みんなのためになるような。その一つが、NIPPOとの資本業務提携です。

これなんですよね。敵対的TOB時の心境って。「もう疲れた・・・」　とても生産的ではない対応をしている心境になり「何やってるんだろうか？本業をほったらかして・・・」と。

社長が本業に専念できるよう、このような事態にならないよう、危機管理体制、企業防衛体制を平時から整備しておく必要があると思います。いつなんどき、前田道路や東芝機械に起きていることが貴社に起きるかわかりません。上場している以上、どの会社にも起きうるリスクです。起きる可能性の低いリスクかもしれませんが、そのリスクが顕在化してしまったら、社名が変わったり、会社がなくなってしまったりしてしまうようなリスクなのです。