2020年03月13日

今後前田建設がアクティビストのターゲットになる可能性は?

前田道路に対して敵対的TOBを実施した前田建設ですが、本日中にはTOBの結果がわかるでしょう。条件からして、おそらくですが、所有割合が51%になった可能性は高いのではないでしょうか?

前田道路は今後、前田建設の上場子会社となります。ちなみに前田道路には、シルチェスターというアクティビストがいます。直近で前田道路株を9.86%保有していました。おそらくTOBに応募したのでしょうが、按分となった場合、まだ株主として残る可能性があります。

前田建設は、シルチェスター、もしかするとオアシスまで株主として存在する前田道路を上場子会社として抱えることにになります。これから先、上場子会社である前田道路を狙ってくるアクティビストがいるかもしれません。そして前田建設に対して「前田道路を完全子会社化しろ!」「上場子会社なんて時代遅れだ!」と言ってくるかもしれません。

前田建設だってアクティビストのターゲットになる可能性もあります。前田建設は昨年買収防衛策を更新していますが、更新議案の賛成率は53.72%しかありません。次の更新は問題なくできるでしょうか?けっこう微妙な水準ですよね。

 

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