2020年03月13日

ISSが東芝機械の対抗措置発動議案に賛成???

以下、日経が報じています。日経電子版が報じられたのは3月12日22:00のようです。東芝機械の株価がエライ下がっているので、何かあったのかなと調べてみたところ以下の記事を見つけました。

米助言会社、東芝機械の買収防衛策議案に賛成

東芝機械が27日の臨時株主総会で諮る買収防衛策の議案について、米議決権行使助言会社インスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ(ISS)が賛成を推奨していることが分かった。東芝機械に対しては、旧村上ファンド系の投資会社、シティインデックスイレブンス(東京・渋谷)が1月からTOB(株式公開買い付け)を実施している。

東芝機械は新株予約権を他の株主に割り当てる買収防衛策を導入し、対抗する。27日の総会で防衛策の導入と発動の是非を株主に問う予定だ。

一般的に買収防衛策は企業統治の観点から反対する機関投資家が多い。ただISSは個別案件として、村上氏側の上限付きTOBを問題視した。今後は大手の機関投資家の判断に影響を及ぼしそうだ。

詳細な理由がわからないので何とも言えないのですが、ISSは一般的に事前警告型買収防衛策には反対推奨することが多いです。形式基準に抵触して反対推奨することもあれば、形式基準を満たしていても反対推奨することがあります。

なぜ発動議案に賛成?防衛サイドとしては喜ばしい結果ではありますが、上限付きTOBに問題が仮にあるとしても、村上さんたちに対して普通決議で対抗措置を発動して、TOBが成立することを妨害してもよいほどの問題ということなんでしょうか?

どのような推奨なのか非常に興味がありますね。今日の株価の下落はこれが要因でしょうか?ただ、機関投資家もこの推奨に従うのかどうか・・・。外国人投資家にとっては理解しがたい推奨のようにも思えます。さてどうなるでしょうか?

 

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