2020年03月30日

日経ビジネスの記事

以下の記事が日経ビジネスに掲載されています。

https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00121/032700005/?n_cid=nbpnb_mled_pre

今回の東芝機械の対応については、村上さんたちの要求に屈せず、敵対的TOBを仕掛けられても徹底抗戦したという意味では非常に評価できると私は考えます。

ただし、そうはいっても、想定外のサブマリン型買収防衛策の導入、発動により損失を被った投資家もいるのではないでしょうか?そのような投資家は今後、東芝機械から離れて行ってしまうかもしれません。「そんな投資家は寄ってこなくてけっこう!」とお考えになる方もいらっしゃるかもしれませんが、いろんな投資家が投資してくれるから株価が付きます。いろんな投資家が存在するから、大暴落という事態を避けられている可能性だってあります。

今回のサブマリン型買収防衛策の導入、発動に当たっては、「投資家目線」が抜け落ちていたのではないでしょうか?株主や従業員などを守ることは経営陣の責務ではあるものの、投資家を守ることも経営陣の大事な役割ではないでしょうか?

サブマリン型買収防衛策の導入、発動に加えて、投資家を保護するための対策も併せて打ち出す必要があったのではないでしょうか?(それが新しい中期経営計画だ!とおっしゃるかもしれませんが、現に株価は下落している訳ですので)短期の投資家だって大事な投資家ですから。

 

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