2020年04月07日
平和不動産は気を付けたほうがよいです
シンプレクスという投資家が平和不動産の変更報告書を提出しました。保有割合は8.41%から9.97%に上昇しました。平和不動産についてはいくつかコラムをまとめた記憶があります。当社のHPで「平和不動産」と検索してみてください。例えば以下です。
No.311 東証の大家、平和不の割安際立つ 米投資ファンド触手か
No.717 シンプレクスが平和不動産の大量保有報告書を提出
シンプレクスという投資家は、敵対的買収をしかけたり、株主提案をしかけたりする投資家ではないようですが、保有していた菱洋エレクトロ株を同業のレスターHDの売却したことがあります。
平和不動産だってシンプレクスが株を売り渡す可能性があります。「うちは買収防衛策を導入しているから大丈夫!」
そうかもしれませんが、前回の更新時の賛成率は55.8%でした。2018年6月に更新しましたから、2021年6月が次の更新です。あと1年しかないですね。シンプレクスの保有割合がドンドン上昇したらどうなるでしょうか?シンプレクスという投資家は買収防衛策に賛成してくれる投資家なのでしょうか?
平和不動産は敵対的買収を仕掛けられてもおかしくない業界ではないでしょうか?エイチ・アイ・エスに敵対的TOBを仕掛けられたユニゾHDとある意味同業ではないでしょうか?日本の不動産会社を狙っている会社や投資ファンドはたくさんいます。