そういえば大戸屋ってどうなってるのでしょうか?
コロワイドに株主提案をされている大戸屋ですが、その後あまり動きがないようですね。
当社定時株主総会に係る株主提案に関するプレスリリースについてのお知らせ
5月12日に予定していた決算発表を5月19日に延期したようです。5月19日になんらかの方針を公表するのでしょうか?
ここで大戸屋の株主構成を振り返ってみましょう。
三森三枝子氏と三森智仁氏の持分はコロワイドに譲渡されています。大戸屋の安定株主比率は、その他の法人6.65%、三菱UFJ信託銀行1.65%、りそな銀行1.38%、東京海上日動1.38%、大戸屋従業員持株会1.10%、第一生命0.69%の合計12.85%で、議決権は9,301個です。一方コロワイドですが、保有割合は18.65%で、議決権は13,518個です。
では、大戸屋の議決権行使率はどれくらいなのでしょうか?昨年の株主総会の結果を見てみましょう。
総議決権個数は72,334個です。窪田社長の議案については、賛成個数39,115個、反対個数606個なので合計39,721個です。これを総議決権で割ると、議決権行使率は54.91%になります。個人株主比率が高いから行使率は低いですね。
仮に今回の株主総会における行使個数も39,721個程度、効率54.91%程度だと考えると、コロワイドは13,518個もってますので、影響力としては34%程度あります。
普通に考えると、大戸屋はかなり厳しい状況に追い込まれています。なお、お家騒動の最中の窪田社長の賛成率は以下のとおりです。2017年6月総会の結果です。
いつもどおりに白票を投じる個人株主がいる一方で、コロワイドに賛成する個人株主も出てくることでしょう。大戸屋は合理的な反論をしないと負けてしまう可能性があります。合理的な反論は以下のとおりです。
No.814 大戸屋がコロワイドに勝つためには?~個人株主の心に響く反対意見を作ってみました~
そして株主提案で大戸屋が勝利したら、次はこう戦えばよいです。