2020年05月28日

大戸屋vsコロワイドは個人株主の行動で決まりますね

票読みをしてみましたが、今回の大戸屋vsコロワイドの勝敗は個人株主の行動で決まります。そして、コロワイドはなかなか賢い戦法を取っていますね。

自社の懐はいためずに、大戸屋の懐を使って個人株主の賛成票を取りに行っていますね。はい、株主優待の見直しです。これ、コロワイドにとっては何も支出はないですよね?大戸屋が負担することになります。

外食業界って、優待の影響が大きいですね。さて大戸屋の個人株主はどう判断するでしょうか?たくさん優待がほしいと考える株主はコロワイドを支持するかもしれませんね。

ただですね、本当にそういう判断をしてよいのでしょうか?優待はあくまで優待です。大切なことは、コロワイドがいったいいくらで何株を買って大戸屋を子会社化しようとしているのか、なのです。賛同したはいいけど、本当に子会社にするのかどうかはわかりません。したとしても、TOB価格がたいして高くない可能性もあります。そして「大戸屋の上場は維持します~」って、部分的買収しかしない可能性もあります。

報道によると、第三者割当増資も組み合わせる可能性があるそうです。だとすると、株価の重しになりかねませんね。

個人株主は目先の優待ではなく、コロワイドがいったいいくらで大戸屋を買おうとしているのか?それをきちんと公表するようコロワイドにプレッシャーをかけるべきだと思いますけどね。

 

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