2020年06月26日
コロワイドに勝利したのは大戸屋経営陣ではなく大戸屋の賢い個人株主です
日経ビジネスさんもようやく報道するようになりましたが、今回の大戸屋の勝利はさほど喜べるものではありません。以下、日経ビジネスの記事を再掲します。
https://ib-consulting.jp/newspaper/2490/
私、以下のとおり、HPで今回の大戸屋に対する株主提案の問題点を指摘指摘ました。
株主は大戸屋とコロワイドのどっちを支持すべきか~こう考えるとわかりやすい~
コロワイドが株主提案に関する質問への回答を公表~一番大事な質問には回答していませんね~
他にもたくさんありますが、まあこれくらいで。詳しくは当社HP内で「コロワイド 大戸屋」で検索してみてください。
今回のコロワイドの株主提案に勝利をしたのは大戸屋の経営陣ではありません。コロワイドの作戦を見抜いた大戸屋の個人株主が勝利したのです。セントラルキッチンを使って合理化・コスト削減をする、大戸屋をいい会社にするなどと主張し、株主提案をしていたコロワイドの作戦が、実は「TOBなどで子会社化する前に大戸屋の取締役会を支配してしまおう。そうすれば我々の好きな方法で子会社化できる」というものではないのか?と大戸屋の個人株主が気づいたということです。
さて、この勝負はこれで終わりではありません。個人株主の皆さんがコロワイドに対して「大戸屋を子会社化したいのであれば、きちんと条件を示せ!」と圧力を加えることでしょう。と言っても個人株主が直接コロワイドに圧力を加えたり、交渉したりすることはできないでしょう。
ではどうするか?これものちほど!