2020年10月21日
なぜ島忠がニトリのターゲットになったのか?
事業戦略面でのお話は日経や専門誌に委ねますが、私の視点で申し上げると「島忠は昔から人気者だった」からです。
島忠はずっと前からシルチェスターというアクティビスト・ファンドに株式を保有されていました。そして最近では旧村上ファンドのターゲットにもなりました。そして最近売ってしまったものの、オアシスもターゲットにしていました。
島忠はアクティビスト・ファンドのターゲットに常になっていた会社なのです。アクティビスト・ファンドの人気者なのです。おそらくアクティビスト・ファンドは島忠の財務の良さに目を付けていたのでしょうが、それだけの財務を築き上げる収益力も評価していたのでしょう。
アクティビスト・ファンドに狙われるということは同業にも狙われる可能性があるということです。シンプレクスのターゲットになっていた菱洋エレクトロは同業のレスターHDに狙われました(結果、自社株TOBで難を逃れましたが)。
島忠はやはり買収防衛策を導入しておくべき会社だったと思います。