2018年10月23日

村上ファンドが半導体商社の新光商事(コード8141)の大量保有報告書を提出

本日10月23日、村上ファンドグループのエスグラントコーポレーションが半導体商社の新光商事(コード8141)の大量保有報告書を提出しました。保有割合は5.05%です。取得株数は1,256,400株、取得資金の総額は2,070,176千円のため、1株当たり約1,648円で取得していることになります。最近1年間の株価を見てみましょう。

チャート画像

最近60日間の売買状況を見る限り、60日間では発行済みの1%くらいしか取得していませんので、60日前から仕込んでいたことになります。では、新光商事の株主構成を見ておきましょう。

安定株主比率は法人株主15.39%、北井暁夫氏(会長)3.11%、横浜銀行2.73%、三井住友銀行2.44%、 水上富美子氏(安定株主と仮定)2.30%の合計25.97%です。時価総額は383億円ですから、もっと安定株主比率が高くないと買われてしまいますね。外国人が21.11%、個人株主が38.90%もいます。黒田電気や三信電気が買われた水準まで買われてしまいそうです。

今ならまだ5%しか持っていませんから、手の打ちようはあります。さっさと事前警告型ルールを導入すべきですね。そうしないと、従業員や取引先を守れなくなってしまいますから。

しかし、村上さん、本当に半導体商社が好きですね・・・。

 

 

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