三井不動産のTOB価格1,300円をオアシスはどう捉えるのか？

2020年11月27日

三井不動産が正式に東京ドームに対するTOBを公表しました。詳細条件はプレスリリースをご覧いただければと思いますが、概要は以下のとおりまとめています。

プレスリリースが長いのでまだ全文をきちんと読んだわけではありませんが、オアシスは1,300円というTOB価格をどう捉えるのでしょうか三井不動産のTOBのプレスリリースを見ると、2020年1月にオアシスは東京ドームに対して1株1,300円で全株を買い取る意図がある旨のレターを送っていたようです。

また2020年10月にはオアシスから東京ドームに対して、取締役の解任のための臨時株主総会の招集を要請すること、それと同時に東京ドームを買収するための公開買付けを実施する計画を最終化していることを記載した通知も送付されてたそうです。詳しくは三井不動産のプレスをご確認ください。

オアシスがどこまで本気なのかはよくわかりません。オアシスが三井不動産に対抗できる資金力があるのかどうかも疑問ですし。大声で「TOB価格は安いぞー！」って叫ぶだけかもしれません。まあそれだけでもある程度の効果はあるのかもしれません。

ただ、オアシスに同調する投資家も出てくるかもしれませんので注意は必要です。ユニゾのときはゴロゴロ出てきましたから。

重要な点は「オアシスが東京ドームを買収できるか」ではありません。いくら三井不動産でも束になってかかってこられたら、けっこうしんどいのでは？