2021年01月15日

旧村上ファンドが日本アジアグループに敵対的TOB

MBOを予定している日本アジアグループに対して、旧村上ファンドは株式を市場で取得し19.05%を保有している状態です。その旧村上ファンドが日本アジアグループに敵対的TOBを仕掛けるようです。

私の想定は以下のとおりでした。まあ敵対的TOBを仕掛けてくることは読めていました。

No.975 日本アジアグループ~今後のシナリオ~

ただ、以下の日経の記事によると、株式の買付予定数の制限は設けていないとあります。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGD149W80U1A110C2000000

旧村上ファンド系の投資会社、シティインデックスイレブンス(東京・渋谷)は14日、日本アジアグループにTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。日本アジアGは昨年11月に米ファンドのカーライル・グループと組み、MBO(経営陣が参加する買収)で株式を非公開にすると発表していた。カーライルに対抗し、敵対的買収になる公算が大きい。

シティの買い付け価格は1株840円で、カーライルの価格(600円)を40%上回る。株式の買い付け予定数の制限は設けていない。TOB終了後に保有比率が66・6%以上になれば、日本アジアGを完全子会社にする方針だ。

上限を設けていないのか、下限も設けていないのかはまだわかりません。詳細なTOB条件をまだ私は見つけられていませんので。もし下限を付けていないのだとしたら、日本アジアグループの対応はけっこう大変です。

詳細がわかったらまたニュースにします。

 

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