2024年07月04日

旧村上ファンドがダイドーリミテッドの大量保有報告書を提出

旧村上ファンドがダイドーリミテッドの大量保有報告書を提出しました。旧村上ファンドがダイドーリミテッド株を保有したのは、同社の招集通知や有価証券報告書で明らかにはなっていました。以下、当方のコラムでもまとめています。

https://ib-consulting.jp/column/5227/

https://ib-consulting.jp/column/5231/

本日12:21に提出した大量保有報告書によると保有割合5.14%、株数1,577,100株、取得資金955,543千円です。1株あたり606円で取得していることになります。保有割合は5.14%ですが、ダイドーリミテッドの総議決権は280,655個なので議決権割合は5.62%です。

ストラテジックキャピタルの保有株数は8,869,000株なので議決権割合は31.60%です。両社合わせて37.22%です。ええっと・・・臨時株主総会の開催請求されて、もう1回、取締役選任の株主提案をされたら完全に入れ替えられちゃうんじゃないでしょうか?

北越はオアシスと大王海運に合計40%の議決権を持たれたものの、株主提案は否決されました。でもダイドーリミテッドの場合、ストラテジックキャピタルが31.6%しか持っていないけど、6月の定時株主総会で株主提案の一部を通しましたからねえ。

そして旧村上ファンドがさらに買い増しをしてくる可能性もあります。うーん、つんだかなあ・・・。こんなことにならないよう、平時から本当にちゃんと対策を打っておくべきでした。ユーチューブで反論している場合じゃなかったんですよ。ユーチューブでいくら反論しようが、買い増しされてある程度の議決権を持たれた瞬間につむんですよ。

だから私は「有事にするな」と言っています。

「平時型買収防衛策は反対されるから、いざとなったら有事型買収防衛策で対抗だ!」

いざというときは「おまえはもう死んでいる」状態なんですよ。ときすでに遅し。私がお客様に昨今の敵対的買収・アクティビストの動向についてお伝えした際、社外取締役の方がこうおっしゃいました。

「よくわかった。狙われたらもうおしまいってことやな?」

そうです。狙われたらほぼおしまいです。たまに株価が上がってすぐに出ていく事例もありますが、基本的にはおしまいになる可能性が高いと考えたほうがよいのです。だから狙われたらどうするか?を考えるのではなく、狙われないようにするにはどうするか?を考えなくてはならんのですよ。

有事になってしまうと、いくら著名な弁護士を雇おうが、PRアドバイザーを使ってスキャンダル合戦をやろうが、カネがたくさんかかるだけで、基本的にはおしまいです。カネが多額にかかることもおしまいの1つでもあります。

アクティビストが寄ってくると、別のアクティビストも寄ってくるんです。だから寄ってこないようにしておかないとダメなのです。

ではダイドーリミテッドに助かる術はないのか?というとそんなことはないのです。かなり苦しいのは事実ですが、助かる術がなくはないです。当然、痛みを伴いますけどね。

みなさん、平時のうちにやるべきことをやっておかないとこうなるんです。平時のサポートは当社におまかせあれ!

 

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