2021年01月27日

フリージアマクロスによる日邦産業への敵対的TOBの概要

まず申し上げると、この敵対的TOBは日邦産業の買収防衛策を遵守せずに実施されたものです。ですので、日邦産業はルールを遵守していない敵対的TOBとして買収防衛策を発動する可能性があります。買収防衛策が発動され、フリージアマクロスが買収防衛策の差止請求を裁判所に行っても、フリージアマクロスの主張が認められず、買収防衛策の発動がOKとなった場合はTOBが撤回される可能性があります。

■TOB価格:930円

■買付予定数の上限:714,800株(所有割合7.85%。既保有分と合わせて27.57%)

議決権行使株数※である 7,534,307 株に 33.333%を乗じ、1単元未満を切り 上げた 2,511,500 株から本日現在において公開買付者が所有する対象者株式数 1,796,700 株を控除した 714,800 株を買付予定数の上限

※議決権行使株数とは、議決権株式数に、日邦産業の直近2事業年度の定時株主総会における議決権行使比率の平均値である 82.72%を乗じた株数と定義

■買付予定数の下限:25,000株(所有割合0.27%。既保有分と合わせて20.00%)

・持分法適用会社化とすることを前提。

・日邦産業に対して、 本TOBをもって、本買収防衛プランの継続(維持)の審議を促し、フリージアマクロスを濫用的な買収者ではなく、友好的な買収者である旨を、対象者の取締役会で機関決定するよう要請したく、本買収防衛プランに定める 20.00%を超える所有割合を取得する大規模買付者に該当させるという観点から設定。

■公開買付期間:2020年1月28日(木)から3月12日(金)までの30営業日間

■公開買付代理人:三田証券

 

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