2021年02月04日

旧村上ファンドが日本アジアグループに対して敵対的TOB

MBOを予定していた日本アジアグループですが、旧村上ファンドが市場で株式を買い付け保有割合が20.24%になっていました。そして旧村上ファンドは、MBO600円に対して840円でカウンターTOBをかける予定であると公表しました。

旧村上ファンドによる日本アジアグループへの敵対的TOB(予定)について

そして日本アジアグループ側はTOB価格を1,200円に引き上げると公表しました。

日本アジアグループがTOB価格を1,200円に引き上げ

これで終了~かと思ったら、旧村上ファンドが敵対的TOBをさらに仕掛けてきました。本日公表されたリリースによると以下のとおりです。

https://www.release.tdnet.info/inbs/140120210204456226.pdf

TOB価格:1,210円

TOB期間:2021年2月5日(金)から3月22日(月)まで(30営業日)

買付予定株数の上限・下限:なし

公開買付代理人:三田証券、マネックス証券

※公開買付届出書は明日2月5日提出予定

簡単に言うと、旧村上ファンドは、特別委員会に対して「オレらにもデューディリさせろ!」と言ったけど認めてくれなかった、カーライルがもう条件変更はしないよとしている引き上げられたMBO価格1,200円はまだ割安と思っている、だから10円高い1,210円でTOBをかけることにした、です。

大変です。こういう時代になってしまいました。

 

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