2021年03月02日

シルチェスターが丸一鋼管の大量保有報告書を提出

シルチェスターが丸一鋼管の大量保有報告書を提出しました。保有割合は5.00%です。丸一鋼管はかつてスティール・パートナーズに株式を取得されたことがあります。そしてかつては買収防衛策を導入していました。

しかし、以下のとおり2019年5月に廃止を公表しました。

丸一鋼管が買収防衛策を廃止しましたが、昔のことを忘れてしまったのでしょうか?

シルチェスターは最近日本では「アクティビスト・ファンド!」と呼ばれていますが、スティール・パートナーズほど強烈な人たちではないと理解しています。ただ、そうはいっても会社にモノ言う株主ですし(まあ、今では株主は誰でもモノ言いますが)、経営改善要求や還元要求などもしてくる株主でしょう。おとなしい人たちではありません。

なぜ丸一鋼管は買収防衛策を廃止してしまったのか・・・。シルチェスターに狙われるということは、同じアクティビスト・バリュー投資家であるオアシスや旧村上ファンドも狙ってくる可能性があります。

ここから先、買収防衛策が必要な時代があらためてやってきます。今こそ、もう一度買収防衛策とは何なのかを見直す必要があるでしょう。

 

このコラムのカテゴリ

関連する
他のコラムも読む

カテゴリからニュースを探す

月別アーカイブ