2021年03月03日

旧村上ファンドが日本アジアグループへの敵対的TOBを撤回

旧村上ファンドが日本アジアグループへの敵対的TOBを撤回しました。以下のとおりです。

http://reno.bz/wp/wp-content/uploads/2021/03/20210303_%E5%85%AC%E9%96%8B%E8%B2%B7%E4%BB%98%E6%92%A4%E5%9B%9E%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9.pdf

撤回理由は以下のとおりです。

当社は、日本アジアに対し、当社による日本アジアに対するデュー・ディリジェンスの機会を与えていただけるよう繰り返し依頼してきましたが、日本アジアがこれを拒否したままで本開示を行うに至ったことは、誠に遺憾です。上記特別配当は、配当金の総額が純資産額(15,754 百万円)の約52%に相当し、1株当たりの配当金が300円という極めて多額のものであるため、当社としては、事実上、本公開買付けを撤回するほか選択肢がございませんでした。日本アジア株式の売却を望まれていた株主の皆様には深くお詫び申し上げます。

さて、これから旧村上ファンドの想定される今後の行動をまとめようかと思っていたのですが・・・。ただ、日本アジアグループは今後も上場を継続するわけですし、旧村上ファンドは20.24%も保有したままです。これから大変ですね。

でもまあ旧村上ファンドから株を買い取ってくれる先が出てくるのかもしれません。廣済堂の時はそうでしたね。

https://ib-consulting.jp/newspaper/1834/

旧村上ファンドもTOBを延長したり、臨時株主総会でプロキシーファイトをしたりするのも面倒だったのでしょうかね。これからもっと儲かる案件に着手したいのでしょうか。

 

 

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