2021年04月09日

イオンが買収防衛策継続を公表

今年の株主総会で買収防衛策の更新を迎えるイオンが「継続」を公表しました。よかった、です。時価総額の大きな企業が相次いで廃止を公表していたため、イオンさんはどうするのかなあ、継続してほしいなあと思っておりましたので。

https://www.release.tdnet.info/inbs/140120210409492244.pdf

今回のプレスリリースの1ページ目に以下の記載があります。前回の更新時プレスにはなかったと思います。

当社株式の大量取得にかかわる提案を受け入れるか否かは株主の皆さまの判断によるべきものですが、買収提案があった際に、株主の皆さまが、十分かつ正確な情報と十分な時間のもとにご判断いただけるよう、また、明らかに株主一般の利益を害すると判断される大量取得行為への対応策として、本件方針は、極めて重要な意義を有するものと考えております。

株主の皆さまにおかれましては、是非、本件方針の内容、その趣旨および重要性につきご 理解賜り、今後も本件方針を継続していくことについてご賛同いただきますよう、お願い申し上げます。

そうです!イオンのおっしゃるとおりなのです!買収防衛策はいかなる買収提案の実現をも阻害するためのルールではなく、そして経営陣の保身のためのルールでもありません。保身のために使えない仕組みなのです。

そして日本企業が導入している買収防衛策と呼ばれてしまっている事前警告型ルールはイオンがおっしゃっているとおり「株主の皆さまが、十分かつ正確な情報と十分な時間のもとにご判断いただけるよう、また、明らかに株主一般の利益を害すると判断される大量取得行為への対応策として、本件方針は、極めて重要な意義を有するもの」なのです。

どうか株主のみなさまはイオンの買収防衛策に賛同していただけるよう、私からもお願い申し上げます!

ちなみに前回更新時の賛成率は約70%でしたので、今回も問題なく可決できると思います。

 

 

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