2021年09月21日

西松建設が自己株TOBを公表!

本日16:15に、旧村上ファンドのターゲットになっている西松建設が自己株TOBを公表しました。

https://www.release.tdnet.info/inbs/140120210921400240.pdf

水面下で西松建設は旧村上ファンドに自己株TOBへの応募を交渉していたようですね。8月18日からのようです。8月下旬から本格的な検討を進め、8月27日に旧村上ファンドと協議を開始したそうです。

2021年9月1日及び同年9月10日の2回に亘り、シティインデックスイレブンスらとの間で協議を行ってまいりました。その結果、2021年9月10日の協議にお いて、シティインデックスイレブンスらより、同日の当社普通株式の東京証券取引所市場第一部におけ る終値3,640円を本公開買付価格として本公開買付けを実施するのであれば、その所有する当社普通株式の全てを応募する旨の意向が示されました。これに対し、当社は、シティインデックスイレブンスらと協議を開始した 2021年8月27日から2021年9月10日までの当社普通株式の市場株価や株式市場全体の株価の動向(特に、同年9月 10 日に近接する時期においてこれらの株価が上昇していたこと)を 踏まえ、本公開買付けによる当社資産の社外流出を可能な限り回避する観点から、同年9月10日の当社普通株式の東京証券取引所市場第一部における終値である3,640円を本公開買付価格とすることで合意することとせずに、当社は、シティインデックスイレブンスらからの同年8月27日時点の市場株価での公開買付価格では応じることはできない旨の意向を受けたこと及びシティインデックスイレブンスらとの合意の可能性を総合的に勘案し、同年8月27 日及びそれと近接する1週間を除いた、同年9月6日から同月10 日までの当社普通株式の東京証券取引所市場第一部における終値単純平均値3,626 円(同年9月10日の当社普通株式の東京証券取引所市場第一部における終値である 3,640 円に 対して 0.38%(小数点以下第三位を四捨五入。以下、プレミアム率及びディスカウント率の計算におい て同じとします。)ディスカウントした価格)を本公開買付価格とする旨の提案を行ったところ、同日 5 に、シティインデックスイレブンスらより、当社の提案を尊重する旨の意向が示され、当該価格で本公 開買付けを実施するのであれば、当社との間で本応募契約を締結し、シティインデックスイレブンスら が所有する当社普通株式の全てである13,896,800株(所有割合:25.41%、以下「応募対象株式」とい います。)を応募する旨の意向の表明を受けました。

ではTOBの条件ですが、以下のとおりです。

TOB価格:3,626円 ※9月21日終値3,565円

買付予定株数:15,000,100株 発行済に対する割合26.98% ※旧村上ファンドの保有株数13,896,800株

買付等に要する資金:54,447,200,000円

TOB期間:9月22日(水)~10月20日(水)の20営業日

決裁開始日:11月12日(金)

こんな感じです。旧村上ファンドは13,896,800株保有しており、取得資金の総額は39,653,919千円です。1株当たり2,853円で取得していることになります(ただし、旧村上ファンド内で株式を移動させているので、実際にはもっと安い価格かもしれません)。

すべて買い取ってもらえるかはわかりませんが、仮に全株を3,626円で買い取ってもらえたら、旧村上ファンドには約500億円ほどのキャッシュが入ってきます。また約100億円ほど儲かるみたいです(もっとかもしれません)。

 

 

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