2022年01月13日

TOB参戦の村上ファンド「株価向上、最大の防衛策」

おもしろい記事が今日の日経に掲載されています。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB065XK0W2A100C2000000/

詳しくは来週くらいにコラムでまとめようと思っていますが、簡単に記事の内容にふれます。なお「株価の向上こそ、最大の買収防衛策」という発言に関しては、別のニュースで私の見解をまとめます。

SBIホールディングス社長の北尾吉孝は折に触れ、新生銀行の株価に目を向ける。12日の終値は2087円。2000円のTOB(株式公開買い付け)価格を上回って推移する。

両社の経営陣にはTOBの最中に突如参戦した村上ファンドの記憶が残る。株価が暴落すれば、再び物言う株主に狙い撃ちされかねない。

どうでしょうかねえ。株価が暴落すればターゲットになるかもしれませんが、そのときはおそらくSBIもターゲットになるのではないでしょうか?新生銀行の株を買ったところで、SBIが実質過半数を持っているのですから、アクティビストがゴチャゴチャ言ったところで、SBIに無視されたら終わりですから、攻撃するならSBIの株も同時に買うかもしれません。なお旧村上ファンドはSBIの大量保有報告書を提出したことがあります。

⇒2022年1月13日10:35追加:うーん、これから新生銀行がアクティビストのターゲットになる可能性はあるかもしれませんね。その理由は来週のコラムでまとめます。

No.1189 そういえばSBIもかつて旧村上ファンドのターゲットになったことがありましたね

2021年11月17日。米国から帰国し14日間の自主隔離を終えたばかりの村上世彰は東京・日本橋の新生銀本店を訪れた。

来日しとったんかいな!?新生銀行が買収防衛策での対抗を公表したのが9月17日(金)で、その翌営業日の9月21日(火)から旧村上ファンドは新生銀行の株を買い始めました。11月アタマくらいには来日してたんですね。面談のアポをとったのは10月下旬くらいですかね?ちなみに大量保有報告書を提出したのは11月12日(金)です。

「本気で北尾さんと対峙する覚悟があるなら、協力は惜しまない」。向き合ったのは、新生銀社長の工藤英之。大規模な自社株買いやホワイトナイト(白馬の騎士)を呼び寄せる可能性を尋ねたが、工藤からは前向きな回答は得られなかった。

???協力ってなに???どういう協力があるんだろうか?面談の目的は、株価が上がる対抗策を打つ可能性があるかどうか見極めるためでは???

これ以上書くとコラムで書くネタがなくなるので、これくらいにしておきます。

 

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