2019年01月12日

村上ファンド、三信電気を買い増し

2019年1月11日、村上ファンドが三信電気の変更報告書を提出しました。保有割合の変化は以下の通りです。

㈱エスグラントコーポレーション 5.56%⇒5.64%

㈱ATRA 0.78%⇒5.28%

㈱シティインデックスサード 1.01%⇒1.18%

㈱ATRAホールディングス ー%⇒5.12%

野村絢氏 9.60%⇒ー%

合計 16.95%⇒17.24%

前回の変更報告書提出日は2019年1月7日です。今回の変更報告書の提出理由は「単体株券等保有割合が1%以上増加したこと、共同保有者が減少したこと及び共同保有者が増加したこと」です。全体としての保有割合が1%以上増加したためではありません。ただ、全体としての保有割合も増加しています。

なお、毎回申し上げているとおり、三信電気は200億円の自己株TOBを実施しましたので、議決権ベースでの村上ファンドの保有割合は、、、

25.7%⇒26.2%です。

村上ファンドは自己株TOBに応募したものの、TOB期間中に株価がTOB価格を下回ったことから一般株主による応募が発生してしまいました。その結果、村上ファンドの保有割合は大して低下せず、しかもTOB終了後、さらに買い増されている状況です。

三信電気は間違った戦略を選択してしまったように見えます。さて、村上ファンドの保有割合はどこまで増えるのでしょうか?そして、三信電気に対抗策はあるのでしょうか?

あると思います。詳しくはコラムNo.487をご覧ください。

 

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