2022年04月19日

旧村上ファンドの次のターゲットは住友大阪セメント

本日旧村上ファンドが住友大阪セメントの大量保有報告書を提出しました。保有割合は5.08%です。保有目的は「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」です。

大量保有報告書に記載されている最近60日間の売買状況を見ると、2022年2月14日からの取引が掲載されていますが、掲載されている取得株数を合計しても1,158,300株となり、変更報告書に記載されている保有株数1,892,000株とは差があります。もっと前から取得していた可能性があります。

取得状況をまとめたのが下表です。

そして、以下は株価です。

旧村上ファンドの保有株数は1,892,000株、取得資金6,105,931千円のため、1株あたり3,227円で取得していることになります。今日、すごく上がってますが、旧村上ファンドの大量保有は16:05に提出されていますから、関係ないです。何かあったのかな?

住友大阪セメントの時価総額は1,272億円です。コスモエネルギーHD、クレディセゾンについで、次は住友大阪セメントです。ちなみに住友大阪セメントって、シルチェスターも株持ってます。2021年11月30日に提出された変更報告書によると、保有株数7,665,800株、保有割合20.58%です・・・。かなり持たれていますね。ちなみに取得資金は35,571,184千円のため、1株あたり4,640円です・・・。大量保有報告書を提出したのは2017年2月です。5年以上買い続けています。2021年11月30日の前に提出された変更報告書(2019年11月20日)では保有割合は18.42%と前回に比べて減ったのですが、また買い増し始めたようです。

20%も持たれているときついですね。それに加えて旧村上ファンドの登場です。旧村上ファンドの投資先って、シルチェスターとかぶることがあります。島忠とかセントラル硝子とか。

かなり厳しい時代になっています。

 

 

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