2022年05月24日

シルチェスターがセントラル硝子株式を旧村上ファンドに売却

ほら、言わんこっちゃない。シルチェスターがセントラル硝子の変更報告書を提出しました。保有割合が6.31%から0%に減少した、つまり売り切ったのですが、重要なのはどうやって売ったのか?です。以下、最近60日間の売買の状況です。

ちょっと見にくいですね。ここをクリックして変更報告書をご覧ください。5月20日に市場外で2,345,200株(5.46%)を㈱南青山不動産に売却しています。南青山不動産は旧村上ファンドグループですね。

4月15日に提出した変更報告書によると、旧村上ファンドはセントラル硝子の株式を19.28%保有しています。今回の5.46%を合計すると24.74%ということになりますね。5月20日の取引ですから、どうして今日シルチェスターが変更報告書を提出したんでしょうかね。旧村上ファンドがいつ変更報告書を提出するのかはわかりませんが、5月27日までには提出されるでしょう。

これ、さんざん私が言ってきたことです。シルチェスターはかつてはそこまでうるさい投資家、アクティビストではないなかったけど、儲かると思えば旧村上ファンドにだって株を売る可能性がある、実際にかつて取引したこともあった、と。例えば以下。これ以外にもけっこう書いたと記憶しています。

https://ib-consulting.jp/newspaper/2734/

セントラル硝子はもう25%くらい旧村上ファンドに持たれてしまいましたから、どうするのでしょうか?大規模自己株TOB?有事型買収防衛策の発動?

 

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