2022年09月20日

セントラル硝子が旧村上ファンド持ち分を自己株TOBで買い取り

セントラル硝子が自己株TOBの実施を公表しました。ざっと読んだ限りでのまとめです。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/4044/tdnet/2182975/00.pdf

買付価格:3,500円 ※9月20日終値3,430円 1か月終値平均3,425円 3か月3,273円 6か月2,899円

買付株数:14,285,700株(発行済株式総数(自己株除く)39,909,266株に対して約35.8%

買付資金:約500億円

セントラル硝子の本日の時価総額は1,474億円です。これ、旧村上ファンドの買い増しによって上がってきた面もありますから、セントラル硝子自身は自社のことを「時価総額1,000億円くらい」というイメージを持っているかもしれません。だからセントラル硝子の意識としては「時価総額の半分を自社株買いする」って感じでしょうね。

なんか、今日のコラム、ドンピシャのタイミングでしたね。有料ですが、一部抜粋します。

https://ib-consulting.jp/column/

次に大きいのはセントラル硝子です。ここも打つ手があまりなさそうですねえ。自社株買いを公表したものの、公表後に旧村上ファンドはシルチェスターと相対で取引し、セントラル硝子株を買い増しました。これも今自己株TOBをやったらどうなるでしょうか?11,792,100株×3,435円=約405億円のキャッシュが入ってきます。

旧村上ファンドが保有している株数は、今日のプレスによると12,053,400株なので、×3,500円=約422億円のキャッシュが入ってきます。応募が多ければ手元に多少株が残るかもしれませんが。

さて、このお金、どこにまわしますかね?まあ、たぶんあそこでしょうね。そしてまた自己株TOBをやってもらうなり、第三者に買ってもらうなりして、ドンドンお金が膨らんでいきます。

 

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