買収者はアクティビスト後にやってくる
アクティビストがやってきた後に、ホンチャンのストラテジック・バイヤーなどが登場して買収された会社は以下の通りです。以下の事例、敵対的じゃないケースやホワイトナイトのケースなど友好的なケースも多々ありますが、会社の独立性がなくなった(低下した)という意味で幅広く列挙しています。
以下の日経さんの記事、大変興味深く読ませていただきました。
買収者は「アクティビスト後」にやってくる セブンの教訓 編集委員 小平龍四郎
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK2094R0Q4A820C2000000/?n_cid=NMAIL006_20240822_H
明星食品
スティール・パートナーズのターゲットになり買収提案、その後、ホワイトナイトである日清食品が登場し日清食品の子会社に。
島忠
かつてオアシスや旧村上ファンドのターゲットになっていたが、最終的にニトリの敵対的TOBが成功。
前田道路
オアシスが株主提案。その後、前田建設工業が敵対的TOB。
コスモエネルギーHD
旧村上ファンドが約20%を取得。岩谷産業が登場して株式取得。
ツルハ
オアシスが株主提案。イオン登場
ローランドDG
これはTAIYOは友好的で、ブラザーのほうが敵対的ではあったものの、投資ファンドがある程度株式を保有している会社に買収者が寄ってきたという意味では、アクティビスト後にやってきたと。
あおぞら銀行
旧村上ファンドが株式を取得、その後、友好的ではあるが大和証券Gが買取り。
エクセル
半導体商社。旧村上ファンドに株を大量に買われ、その後、加賀電子が買取り(単純に買取ではないが詳細割愛)
大豊建設
旧村上ファンドに株を大量に買われて、麻生がホワイトナイトとして登場して買取り。
西松建設
旧村上ファンドが株を約25%?取得、その後、西松建設が自己株TOB。残りは伊藤忠商事が取得。
焼津水産化学工業
ナナホシに経営改善要求、その後投資ファンドによる非公開化を実施するも旧村上ファンドなどの登場で失敗。その後、いなば食品が友好的にTOB。
東京機械製作所
アジアインベストメントファンドに急激に大量に株式を取得され、その後読売グループがホワイトナイトとして登場。
まだほかにもあると思いますが、ざっくりこんな感じです。アクティビストのターゲットになり、ホワイトナイトなのかストラテジック・バイヤーなのかはさておき、経営の独立性を失った会社はたくさんあります。
独立性を失いたくないのであれば、平時からちゃんと企業価値向上、株価向上、企業防衛対策をきちんと議論して実行しておく必要があります。有事になったら基本的にはおしまいなのです。
