2019年05月08日
村上ファンドの次のターゲットは?
以下、4月19日時点での村上ファンドの投資先一覧です。大量保有報告書をベースにしていますので、これら以外にも投資先はあると思われます。
上記のうち、廣済堂に関しては現在村上ファンドがカウンターTOBを実施中であり、5月10日までです。マクセルHDは4月26日に特別配当や自社株買いの実施を公表しました。新明和工業はプレミアム付き自己株TOBを実施しました。三信電気は自己株TOBを実施するものの、また村上ファンドに買い増されている状況です。
村上ファンドは次にどの銘柄を買い増してくるでしょうか?そして上記の会社は対抗策を打ってくるでしょうか?早めに対応策を打たないと、マクセルHDや三信電気のような状態になってしまうリスクがあります。
村上ファンドは日々、その規模を拡大させています。10年前と比べて安定株主比率が低い先をターゲットにしているように見えます。
今のところ投資先の規模は日本郵船を除くと、時価総額1,000億円クラスですが、あと数年もすれば数千億円クラスがターゲットになることでしょう。今のうちから早めの準備をしておく必要があります。詳しくはコラムで。