2019年06月19日

野村が総会前週に人事撤回だそうです

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46253010Y9A610C1EA1000/

古賀会長が報酬・指名委員会の委員長を続ける予定でしたが、ISSやグラスルイスの反対推奨等を受け、社外取締役であるJT元会長の木村氏が就任することになったそうです。

株主の1/3を占める海外投資家の賛成を得ることが厳しくなったようです。

これ、本当に変更しなくてはならなかったのでしょうか?確かに海外投資家は株主全体の1/3いますが、個人株主1/3います。個人株主がこれほどたくさんいれば、可決できたように思います。

ただ、野村の場合、不祥事がありましたから、個人株主でも反対票を入れてくる人が多いと読んだのかもしれませんね。

記事の最後に「総会対応の難しさが増しているのは日本企業全体の問題でもある。経営に口を出さない「持ち合い株主」が減り、企業統治や収益性の向上を厳しく求める海外投資家などの力が増した。徐々に本格化する今年の総会では波乱の動きが相次ぐ可能性がある。」とありますが、総会対応の難しさが増しているのは日本企業全体の問題であることは確かですが、ここまで対応しないと総会議案が通らないのは野村だけの問題です。

 

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