2019年09月04日

村上ファンド、東芝機械の変更報告書を提出

村上ファンドが東芝機械の変更報告書を提出しました。保有割合は5.86%から6.98%に上昇しました。

あれ??? 東芝機械の大量保有報告書、変更報告書の提出状況をチェックしましょう。

2018年12月14日  5.32%

2019年1月4日   6.49%

2019年5月13日       7.06%

2019年7月9日         5.86%

2019年9月4日         6.94%

そうなんですよね~。村上ファンドは一度東芝機械の株を売却したんですよ。で、私も持っていた東芝機械株を売却しちゃいました。もう退却するんだあと思ったからです・・・。それがここになってまた買い増し始めました。

何があったんでしょうかねえ。東芝機械と言い、マクセルと言い。一度売却したのにまた買い始めました。何か一時的に資金が必要になったから売って、また買い戻し始めたのでしょうか?

理由はよくわかりませんが、東芝機械はがっかりしているでしょうね。「出ていくと思ってたのに、また戻ってきた~!!」と。一度狙われた以上、狙われた理由をよく考える必要があります。「なぜ当社が村上ファンドに狙われたのか?当社の魅力は何なのか?」をです。当然、村上ファンドの狙いはわかっています。お金儲けをすることです。しかしその手段をよく考えなくてはなりません。その手段次第で、対象会社の取るべき防衛行動が変わってくるからです。市場で買って市場で売るスタイルの投資家であれば構いません。いずれ出ていくのですから。しかし村上ファンドはそうではありません。大量の株式を市場で取得するものの、市場で売却しようとすれば自分の売りで株価を提げてしまいますから、市場でさばくことは想定していないと見たほうがよいです。そういう投資家への対象方法は違ってきます。

買収防衛策の導入も含めて、ちゃんとした企業防衛体制を整えないとダメなんです。

 

このコラムのカテゴリ

関連する
他のコラムも読む

カテゴリからニュースを探す

月別アーカイブ