2019年09月06日
圧力に屈して本当に持ち合い解消を進めるべきかどうか・・・
本当に持ち合い株を売却すべきでしょうか?持ち合い株を売却して安定株主比率が低下した先に待っているのは何でしょうか?
特定の声のデカイ株主に会社を支配される状況が待っているということです。安定株主比率が低い会社が、特定の声のデカイ株主に狙われると、いとも簡単に実質支配されます。一昔前は時価総額が小さい会社だけの問題でしたが、今では違います。日本郵船クラスだって村上ファンドに狙われる時代ですから。
持ち合い株の保有効果や意義がわからないと指摘されています。有価証券報告書における保有目的の開示内容も「理解できない」と言われています。そりゃそうなんですよ。持ち合いの保有効果は、定量的に説明などできません。定量的な効果を期待して保有しているのではないのですから。
さて皆さん、どちらを選びますか?市場の圧力に屈して持ち合い株を売却し安定株主比率が低下した結果、会社をアクティビスト・ファンドに狙われやすい状況にするか?それとも、正々堂々と「持ち合いは、会社の中長期的な利益を考えず、他のステークホルダーの利益の犠牲のもと、短期的な利益の実現ばかりを主張する特定の株主対策として行っています」と主張して、会社の防衛手段の一つである持ち合いを守るか?
持ち合い株の意義とは、短期的な利益の実現を求めるために手段を選ばない株主から会社を守るためにやっているのです。善良な一般株主、従業員、取引先といったステークホルダーの利益を守るためにやっています。社長の地位を守るために持ち合いしている会社などありません。
何ら非難される行為ではありません。正々堂々と持ち合いの意義を主張すべきです。
