2020年04月28日

買収防衛策に関する記事

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[M&Aスクランブル] (2020/04/28) 買収防衛策導入状況 ~中止社数が導入社数を上回る。20年は有事での導入事例も

2020年4月24日現在、買収防衛策を導入しているのは311社、廃止企業は累計で368社だそうです。廃止した会社の方が多くなっているんですね。

敵対的TOBが日本でこれから増える可能性が高い状況で、なぜ皆さん事前警告型買収防衛策を廃止してしまうのでしょうか?そもそも事前警告型買収防衛策を導入したのは、自社が敵対的TOBのターゲットになる可能性があったから、ですよね?ではその可能性はなくなったから廃止しているのでしょうか?

そんなわけありませんね。敵対的TOBのリスクがなくなる会社などありません。ではなぜ廃止するのでしょうか?

株主総会で否決されるリスクが高いから、ですね。皆さん、そんなに否決されるのがイヤなんですか?別に構わないんじゃないでしょうか?これだけ賛否のある議案なのですから、否決されても当たり前です。否決されたらなにか経営に重大な支障が出るのでしょうか?

出ないですよね?単に「否決されたらみっともないから」ですよね?もういいんじゃないですか、否決されても。また来年議案にかければいいんですし、何なら臨時総会ひらいてかけてもいいんじゃないですか?

否決されてもぜんぜんみっともなくないです。むしろ買収防衛策をみずから廃止して、突然敵対的TOBをしかけられてオタオタするほうがみっともないです。

 

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