2020年10月12日

大戸屋創業家のインタビュー記事

日経ビジネスが以下のとおり報じています。

「大戸屋には変革が必要」コロワイドに株を売却した創業家三森氏

この話が事実なのだとしたら、創業家は何ら非難されるいわれはないですし、むしろ大戸屋の経営陣がなぜ自社株買いで対応しなかったのか疑問です。

大戸屋は本当に助かる道がいくらでもあったのに、みずから棒に振ってしまいました。それも普段から企業防衛について学んでこなかったからだと思います。ドン・キホーテvsオリジン東秀のケースを知っていれば、こんなことにはならなかったでしょうし、他にもたくさんの敵対的TOBのケースがあります。どのケースも知らなかったのでしょうか?

社長とCFOの責任は大きいです。特にCFOの責任です。CFOがちゃんとケーススタディを学んでいれば、大戸屋はコロワイドに買収されることはありませんでした。

これから敵対的TOBは増えます。間違いなく増えます。敵対的TOB時代を乗り切り、独立した上場会社として生き残っていくためには、CFOの責任が重大になります。
 

 

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