2018年10月22日

村上ファンドがエクセルを買い増し 31.25%⇒32.40%

本日10月22日に村上ファンドグループのレノがエレクトロニクス商社のエクセルの変更報告書を提出しました。保有割合はタイトルのとおり、31.25%から32.40%に上昇しました。

変更報告書の最近60日間の売買状況を見ると、主にレノが10月に入ってから0.7%程度買ったことが大きいようです。エクセルの最近の株価は以下の通りです。

すでに村上ファンドが32.4%も持ってしまいましたから、単独で状況を打開するのは難しいと思います。さすがにホワイトナイトに頼るしかないのではないでしょうか?エクセルの外国人株主比率が23.63%あり、安定株主比率の低い会社です。おそらく昔は高かったのではないでしょうか?それが代替わりなどにより安定株主の持ち分が売却され、それを外国人株主が買った。

安定株主対策を怠った結果、村上ファンドに実質的に経営権を取られてしまいました。32.4%も持たれたら、ほぼ経営権を取られたのと同じでしょう。

やっぱり買収防衛策と呼ばれてしまう事前警告型ルールは必要ですし、常識の範囲内での持ち合いによる安定株主対策も必要ということです。

 

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