2020年11月08日
ではDCMが対抗策を打ってきたとしてニトリに対抗策はないのか?
以下の有料コラムでお伝えしている通り、5,500円という高いTOB価格を提示しているニトリに対して、DCMには対抗策があります。
一見、高い価格を提示したニトリが圧倒的有利ですが、敵対的TOBの世界はそれほど簡単ではありません。価格が高いからと言って、それだけで決まる勝負ではないのです。上記の方法をDCMが取れば、ニトリは非常に困った事態に追い込まれます。圧倒的有利であるはずのニトリが圧倒的不利な状態になってしまいます。
おそらく上記方法についてはニトリも想定はしたのではないでしょうか?「DCMはこういう方法で対抗してくるかもしれない」と。ただし、上記方法への対抗策は簡単には見つけられません。たぶんですけどニトリは「そういう方法もあるのかもしれないが、さすがにDCMはそこまでしてこないのではないか?」と結論付けたのではないでしょうか?
だとすると甘いのです。上記方法はけっこう簡単ですし、弁護士なら思いつくでしょうね。そしてその方法をやるかどうかを決めるのはDCMの経営陣です。DCMの経営陣が腹さえくくれば実行可能な策です。しかしニトリにも対抗策はあるのです。
ではニトリの対抗策とはどういう方法なのか?詳しくは明日のコラムで!とはいきません。さすがにこの方法をコラムで公表することはできませんので、知りたい方は個別にご相談ください。けっこうおもしろい対抗策です。史上初ですね。