本当に島忠はニトリのTOBに賛同表明を出すのでしょうか・・・？

本日何回も記事、コラムにしていますが、日経の報道によると島忠がニトリの敵対的TOB提案に対して賛同表明を出すそうです。これ、島忠の方はことの重さがわかっているんですよね？？？

島忠がニトリの敵対的TOBに対して賛同表明を出すということは、当初友好的に進めていたDCMのTOBに対して反対表明をするということになります。ということは、先ほども書いたとおり、DCMは敵対的買収者となり、DCMが実施しているTOBは敵対的TOBということになります。

島忠は当初相思相愛で友好的にTOBを開始してくれたDCMに敵対的買収者の汚名を着せるのです！ホントに島忠の経営陣はやっていることの重大性を認識しているでしょうか？「米国だったら当たり前のこと！」　私は日本の話をしております。日本で敵対的TOBに賛同表明をしたケースはありません。初です。これによって日本の全上場会社が重大な影響を被ります。「シマチュウ基準」の誕生です。

ホントに島忠は「賛同表明」を出すのでしょうか？私、おそらく島忠はニトリに賛同表明を出すのではなく、中立の立場をとる、もしくはDCMに賛同しつつも応募推奨は取りやめる、という行動だと思っていました。DCMは島忠の「裏切り」に黙ったままでいるのでしょうか？そしてDCMは敵対的買収者の汚名を着せられたまま退出するのでしょうか？

一矢報いてほしいところです。