2021年01月14日

旧村上ファンドが東洋建設の大量保有報告書を提出

今日は旧村上ファンドデーですね。旧村上ファンドが東洋建設の大量保有報告書を提出しました。保有割合は5.04%です。また建設株です。完全に建設業界狙いにシフトしてきましたね。東洋建設とはどんな会社なのでしょうか?四季報によると「海上土木大手。陸上・建築へ展開。フィリピン、ベトナムに強み。前田建設工業との協業推進」となっています。前田建設工業と協業推進?どうも前田道路に敵対的TOBを仕掛けた前田建設工業と協業しているそうです。

では株主構成を見てみましょう。

東洋建設は前田建設工業の持分法適用会社です。ちなみに東洋建設の外部から見た安定株主比率は、その他の法人24.03%、東洋建設共栄会2.71%、三菱UFJ銀行1.37%の合計28.11%です。外国人株主比率がわりとありますね。個人株主もわりといます。ようは安定株主が前田建設工業くらいしかいないということです。

時価総額455億円で、PBRは0.8倍です。旧村上ファンドが本気で攻め始めたら、けっこうな割合を保有できると思います。

では旧村上ファンドの狙いはなんでしょうか?簡単ですね。前田建設工業のアクションです。

 

このコラムのカテゴリ

関連する
他のコラムも読む

カテゴリからニュースを探す

月別アーカイブ