2021年04月28日

また敵対的TOBが起きました

あまり規模は大きくないようですが、アスリードキャピタルというシンガポールの投資家が富士興産(コード5009)に対して敵対的TOBを実施します。条件は以下のとおりです。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000078764.html

TOB価格:1,250円

TOB期間:2021年4月28日(水)から6月14日(月)まで(30営業日)

買付け前保有株式数:1,335,500株 (所有割合16.8%)
買付予定数:    6,635,803 株
買付予定数の下限: 1,853,100 株(買付け後所有割合40.0%)
買付予定数の上限: 上限無し

公開買付代理人:三田証券、マネックス証券

富士興産という会社は「ENEOS系の石油販社。軽油、灯油、A重油が主力。北海道でLPガス小売り、建機レンタルも」を行っているそうです。時価総額は100億円ない規模なので、さほど規模の大きい敵対的TOBというわけではありません。外部から見た安定株主比率は25.1%で、外国人株主比率は低く、個人株主比率は47%と高いです。

価格の高いTOBであれば応募されてしまいますね。アスリードという投資家は富士興産の大量保有報告書を2020年8月21日に提出しており、その後買い増ししていたようです。

これから敵対的TOBはやはり増えますね。

 

 

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