旧村上ファンドが西松建設の変更報告書を提出

また旧村上ファンドが西松建設の変更報告書を提出しました。保有割合は22.84%から23.87%に上昇しました。

西松建設は以下のとおり5月11日に公表した中期経営計画において「⾻太な株主還元：連結配当性向70％以上、3年間で200億円以上の⾃⼰株式の取得」としていました。今日提出された変更報告書を見ると、中期経営計画を公表してからも買い増しています。

2020年4月24日　　5.09%

　　　10月12日　　6.15%

　　　11月12日　　7.30%

　　　11月19日　　8.44%

　　　12月2日　　  9.52%

　　　12月8日　　 10.68%

2021年1月4日　　 11.86%

          1月14日　  12.91%

　　　 2月15日　　13.93%

　　　2月25日　　15.19%

　　　3月5日　　  16.42%

　　　3月17日　　17.55%

　　　3月31日　　18.85%

　　　4月7日　　  19.98%

　　　4月13日　　21.09%

　　　4月27日　　22.30%

　　　5月10日　　22.84%

　　　5月31日　　23.87%

公表した中期経営計画は旧村上ファンド対策にはならなかったということですね。

旧村上ファンドの狙いは還元ではなく別のことかもしれませんし、最終的には自己株TOBをすれば応じるかもしれませんし、それはわかりません。ただ、これだけ大量に保有していますから、市場で売却するのは難しいかもしれませんね。

中計を公表しても株を市場で売却しない以上、別の方法を考える必要があります。しかしこれだけ買われると対応が大変です。もうちょっと早くに対応をする必要があったのかもしれません。