2021年09月27日

新生銀行がTOB期間を60営業日とする延長要請を維持

新生銀行が導入を公表した有事型買収防衛策への対応について、9月24日にSBIは「11月24日(50営業日)までなら延長してよし!」的な公表をしました。以下のニュースでまとめています。

https://ib-consulting.jp/newspaper/3776/

これに対して新生銀行は本日、以下の公表をしました。

https://www.release.tdnet.info/inbs/140120210927402034.pdf

「株主の意思確認のために十分な時間を確保することを目的とするものであり、TOB期間を60営業日にしてもらうことは必要。SBIに対するTOB期間を60営業日とする延長要請は維持する」とのことです。

新生銀行が定めた回答期限は9月30日正午までで、もしSBIが60営業日への延長要請に従わない場合は「やむをえず、当行は、本プランにおける対抗措置の一部を暫定的に発動し、甲種新株予約権の無償割当てを先行して行う可能性があります」と言っています。可能性があると言っているだけで、延長要請に従わないと発動するとまでは言っていません。もしかしたら新生銀行の方が折れて、11月24日まででいいとする可能性もあると思います。

さて、どーするんでしょうか?なんだかどっちも引かない感じですね。いろいろと今後を想像してしまいますが、それについてはまたコラムでまとめます。

 

 

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