インフロニアHDが東洋建設にTOB（友好的）、でも旧村上ファンドがいます

インフロニア・ホールディングスが東洋建設にTOBを実施すると本日3月22日11:00に公表しました。友好的な案件です。

https://www.release.tdnet.info/inbs/140120220318508211.pdf

インフロニア・ホールディングスって誰やねん？と思う方もいらっしゃると思いますが、前田建設工業と前田道路、前田製作所が共同株式移転により設立された持ち株会社です。東洋建設の株式を19,047,510株／20.19%所有しています。以下、TOB条件です。

TOB価格：770円　※3月18日終値 599円　BPS 680.55円

買付予定数の上限：なし（全株買収）

買付予定数の下限：43,837,790株（所有割合：46.47％）

TOB期間：3月23日(水)～5月9日(月)までの30営業日間

気になるのは旧村上ファンドが東洋建設の株式を保有していることです。2022年2月3日に提出された変更報告書によると保有割合は7.31%（6,897,500株）です。㈱レノが5,247,600株／5.56%／2,604,363千円、野村絢氏が1,649,900株／1.75%／677,632千円、となっています。平均すると476円で取得していることになります。

仮に旧村上ファンドが全株売却した場合、6,897,500株×770円＝約53億円の収入です。売却益は6,897,500株×（770円ー476円）＝約20億円です。

詳しい分析は後日。