セントラル硝子は大規模自社株買いを公表したのに買い増されましたね
セントラル硝子は5月11日に以下のとおり、自社株買いの実施を公表していました。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/4044/tdnet/2117154/00.pdf
(1)取得対象株式の種類 普通株式
(2)取得し得る株式の総数 5,000,000 株(上限とする)(発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合 12.34%)
(3)取得価額の総額 100 億円(上限とする)
(4)取得期間 2022年5月12日~2023年3月24日
株価は以下のとおりです。自社株買いの実施を受けて上がってますね。ほかにもいろいろ公表しているので、自社株買いだけの影響ではないかもしれませんが。
そして旧村上ファンドがシルチェスターからセントラル硝子株式を相対で取得したのは2022年5月20日です。ということは、自社株買いの公表後、株価が上昇した局面でシルチェスターから買い取ったということです。1株あたり2,620円で2,345,200株を。
https://ib-consulting.jp/newspaper/4252/
ちなみに4月15日に旧村上ファンドが提出した変更報告書によると、保有株数8,285,800株、取得資金の合計17,912,447千円なので、1株あたり2,162円で取得していたことになります。今回のシルチェスターとの取引で2,620円×2,345,200株=6,144,424千円の資金を投下したことになります。
ということは、保有株数8,285,800株+2,345,200株=10,631,000株、取得資金の合計17,912,447千円+6,144,424千円=24,056,871千円となり、1株あたりの取得価格は2,263円ということですね。
旧村上ファンドのセントラル硝子への期待?は、自社株買い100億円ではないということですね。もっとやれ!なのか、第三者に買われろ!なのかはわかりませんが、もっと株価を上げないと出ていってくれないということです。
これを見るとちょっと心配なことも出てきますね。詳しくは後日。