2019年01月28日

帝国繊維、「株主重視」へ狭まる包囲網

日経電子版にタイトルのような記事がありました。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40467660V20C19A1000000/?n_cid=NMAIL006

どう包囲網が狭まっているのか興味があったので読んでみたのですが、包囲網が狭まっているというのは、企業統治改革が進んでいること、スチュワードシップコードが改訂されたこと、芙蓉グループの流れをくむ投資家がスパークスの提案に賛成したこと、コーポレート・ガバナンスコードで保有株の縮減が求められていること、だそうです。

でも記事の最後には「今年の株主提案も可決される可能性は低い」と書いてあります。帝国繊維の安定株主比率が高いことは日経も承知のようです。

安定株主比率が高い会社に関しては、株主提案が可決されることはありません。株主提案をしてくる投資家の狙いは何か?簡単です。株価が上昇することを期待しています。投資家の目的は株主提案を可決させることではありません。この辺りを見誤らないことが重要です。

 

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