メルコの牧社長がまたベースフードの変更報告書を提出
昨日は提出されませんでしたが、本日、メルコの牧社長がベースフードの変更報告書を提出しました。保有割合は29.05%です。
以下、大量保有報告書・変更報告書の提出状況です。保有割合・株数・取得資金・平均取得価格の順です( )内は提出義務発生日です。毎回、提出義務発生日に報告書を出していますね。
10月16日(16日) 8.36%/4,506,800株/1,210,943千円/269円
10月18日(18日) 10.52%/5,674,100株/1,616,599千円/285円
10月21日(21日) 12.23%/6,596,000株/1,980,289千円/300円
10月22日(22日) 14.03%/7,562,500株/2,331,932千円/308円
10月23日(23日) 15.88%/8,562,500株/2,693,097千円/315円
10月24日(24日) 19.08%/10,285,700株/3,400,150千円/331円
10月25日(25日) 22.38%/12,068,000株/4,235,039千円/351円
10月28日(28日) 24.37%/13,136,400株/4,799,189千円/365円
10月30日(30日) 29.05%/15,660,100株/6,190,732千円/395円
以下、ベースフードの株価です。

以下はベースフードの大株主です。メルコ牧社長の保有割合は29.05%なので、筆頭株主の橋本氏33.67%に近づいていますね。

牧社長の保有目的は「主要株主として長期安定保有します。重要提案行為等を行う予定はありません」となっています。もちろんそういう目的なのでしょうけど、そんな目的でこんな短期間に急激に買い増します???と不思議に思います。そういう人が多いのではないでしょうか?
ベースフードとメルコ牧社長の関係はよくわかりませんが、仮に今のところ関係がないとしたらベースフードは「保有目的は長期安定保有って書いてあるけどホントかなあ・・・そんな目的で急激に買い増しする?しかももう30%近いじゃないか!?」って考えるでしょうね。
でもときすでに遅しです。こんなに短期間で株式を取得されると、有事型買収防衛策を導入して保有目的を確認しようにもできないでしょ?そりゃ、トリガーを30%にして導入することも考えられますが・・・。仮に以下の通り信託銀行とともに平時に有事型のプレスを準備しておいたとしても、うまくいかないと思います。なぜなら上場会社は有事になっても「もうちょっと様子を見よう」って考えるからです。有事型を導入して大事になるより、もしかしたら買い増しがストップするかもしれないから、ちょっと様子を見ようかっていう行動になるんですよ。で、結局、30%くらい買われてしまい、もうどうにもならない状態へと追い込まれます。
No.1892 (無料公開)有事に備えて平時に有事型買収防衛策の準備?それいった信託銀行にいくら払うんですか?そしてそれ、効果あるんですか?
買収提案、株式の大量取得行為に備えるためには、平時に有事型のプレスを準備するのではなく、ちゃんと平時型買収防衛策(買収への対応方針)を導入しておく必要があるのです。こういう事例が起きるのですから、当たり前ですよ。こんなスピードで買い増しをされることがあるのに「いや、今は平時型の評判が悪いのです!有事型のプレスを平時に準備しておくのがいいのです!」なんて言う人のことは信用できないでしょ?
そもそも有事型買収防衛策で助かったケースって数が少ないですから。ちゃんと平時型を導入できる会社は導入すべきなのです。もう敵対的買収やアクティビストの襲来は他人ごとではないのですから。
時価総額が大きくて平時型を導入できない会社は、ちゃんと別の策を考えて準備しておく必要があります。「そんの策があるわけない!」って考えがちですが、実際、いろいろあるんですよ。
