2022年10月21日

旧村上ファンド、アークランズ株を一部売却

旧村上ファンドがアークランズの変更報告書を提出しました。保有割合は5.06%から4.00%に低下しました。

旧村上ファンドがアークランズの大量保有報告書を提出したのは10月4日ですが、今回提出した変更報告書によると10月5日から売却を開始したようです・・・。10月4日の終値1,491円だったのが、5日は始値1,681円、高値1,685円、安値1,629円、終値1,645円でした。その後、1,700円を超える場面もありました。高くなったから売りましたね。

村上さん、またこういうことをやったのですね。ただ、アークランズが一安心するのはちょっと早いですね。また戻ってくる可能性が高いと考えて、ちゃーんと準備をしておかないと本当の痛い目を見ます。でもたぶん準備しないのでしょう。喉元過ぎればソッコーで熱さを忘れがちですから。

本当に大変な思いをした会社はちゃんと買収防衛策を導入するし、継続します。超大変だったからです。会社が乗っ取られるかもしれない、という恐怖を本当に味わったからです。

ただ、またちゃんと書くつもりですが、有事型で対抗した会社のほとんどは平時型を導入しないんですよ。あんなに大変な思いをしたのになぜ「平時型をちゃんと入れておこう」とならないのでしょうか?

お金を企業防衛投資として使ったのではなく、コストとしてアドバイザーに払っただけだからです。会社に企業防衛意識が根付かなかったのです。

 

このコラムのカテゴリ

関連する
他のコラムも読む

カテゴリからニュースを探す

月別アーカイブ