2023年03月01日

オアシスがサンケン電気の変更報告書を提出

オアシスがサンケン電気の変更報告書を提出しました。保有割合は6.77%から7.81%に上昇しました。

サンケン電気についてはエフィッシモも株式を取得しており、保有割合は19.16%です。エフィッシモは2021年2月にサンケン電気に対して敵対的TOBを実施しました。

https://ib-consulting.jp/column/3269/

狙いは以下ですね。

https://ib-consulting.jp/column/3281/

サンケン電気の米半導体子会社アレグロ・マイクロシステムズが29日、米ナスダックに上場した。時価総額は一時37億ドル(約3900億円)を超え、東証に上場するサンケン(同730億円)の5倍に達した。電気自動車(EV)や自動運転システム向けの需要拡大が見込まれており、投資家の買いが集まった。

(略)

サンケンの上位株主には「アクティビスト(物言う株主)」が並ぶ。米調査会社ファクトセットのデータによると筆頭株主はシンガポールのエフィッシモ・キャピタル・マネージメント。同じく大株主の香港オアシス・マネジメントは「サンケンはアレグロの価値に比べて割安に放置されている」と指摘し、経営陣に構造改革の早期実施を促していた。

TOBの結果ですが、エフィッシモの保有割合は9.97%から19.93%になりました。

https://ib-consulting.jp/newspaper/3370/

ちなみにオアシスはエフィッシモのTOBに応募したようで、このときに保有割合は6.47%から1.20%に低下したのですが、その後買い増したようで2022年11月10日に再び大量保有報告書を提出し、保有割合が6.77%になりました。そして本日変更報告書を提出し保有割合は7.81%になりました。

一度オアシスは売却したもののまた戻ってきたということですね。

 

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