2024年07月19日

エフィッシモが帝人の大量保有報告書を提出

とうとう帝人までもがアクティビストのターゲットになってしまいました。エフィッシモが帝人の大量保有報告書を提出しました。保有割合は6.03%です。保有目的は純投資なので、この大量保有報告書は特例報告によって提出されているので、取得資金や最近60日間の売買状況は記載されていません。なお、エフィッシモの議決権割合が10%以上になったら特例報告は使えませんし、保有目的が純投資ではなくなった場合も同様です。

では念のため帝人の株主構成を見ておきましょう。先に申し上げると、帝人はほとんど安定株主がいない会社なので、見ていただきたいのはそこではありません。上位株主です。

ね。安定株主なんていないでしょ。計算する必要もないくらいいないのです。で、見ていただきたいのはすでに皆さんのご報告していますが、第7位株主です。そうです。帝人の第7位株主はオアシスなのです!!!

帝人はオアシスとエフィッシモの2大アクティビストのターゲットになってしまったのです!帝人の株価は以下の通りです。

帝人の時価総額は約2,700億円です。PBRは0.58倍です。そりゃ狙われるんですよ。今日の株価は1,375円です。数年前は2,500円あたりだったころもありますが、それでも時価総額は5,000億円くらいしかないんです。

帝人は今、オアシスとエフィッシモのターゲットなわけですが、これ、旧村上ファンドが寄ってきてもおかしくない株価水準、時価総額です。時価総額3,000億円以下の会社は余裕で村上さんのターゲットです。

しかし帝人ってかつては買収防衛策も導入していたんです。企業防衛意識が高かったんです。でも買収防衛策も廃止し、廃止したら株価を意識して時価総額をあげてアクティビストを寄せ付けないようにしたのかなと思えば、この結果です。買収防衛策を廃止してよいレベルの時価総額じゃないですよ。やるべきことが違う。

「安定株主比率が低いから買収防衛策を維持できなかったのでは?仕方ないじゃん」って思いましたか?仕方ないで終わるからダメなんですよ。頭をひねらないとダメ。私は常に考えています。もちろん株主不在の買収防衛ではダメですし、帝人は根本的に株価を見直さないとダメでしょう。でもテクニカルな対応策も考える必要があります。

 

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