レオスがフジMHDの大量保有報告書を提出したタイミングがなんだかヘンな件を解説
2025年2月7日(金)にレオスキャピタルワークスがフジMHDの大量保有報告書を提出しました。保有株数12,000,000株、保有割合5.12%、取得資金25,629,612千円です。1株当たり2,136円で取得していることになります。大量保有報告書に記載されている最近60日間の売買状況を見ると以下の通りです。私はこういう取引に詳しくないのですが、買っている株数がきれいに50万株とか100万株、150万株、200万株となっていますね。

で、この大量保有報告書が提出されたのは先ほど書いた通り2月7日(金)なのですが、大量保有報告書の表紙に書いてある提出義務発生日を見ると、以下の通り2月6日(木)となっています。報告義務発生日から5営業日以内に提出する必要があるので、まあ翌日である7日に出してもいいのですが、普通、5営業日後である2月14日(金)に出すことが多いです。そして、これ、もう1つ不思議なことがあります。それはレオスはいつも「特例報告」を使っているのに、今回のフジMHDに関しては「一般報告」で大量保有報告書を提出した点です。

これです。EDINETでレオスが提出した大量保有報告書・変更報告書を見てみると、「大量保有報告書(特例対象株券)」と書いてありますよね。これが「特例報告」を使って大量保有報告書・変更報告書を提出しているという意味です。では「一般報告」「特例報告」とは?

以下、関東財務局の「大量保有報告書に関するよくあるご質問」に一般報告と特例報告についての説明があります。
https://lfb.mof.go.jp/kantou/disclo/tairyou/qanda.htm

一般的に機関投資家などは日々業務として頻繁に売買をしていることから事務負担の軽減などを目的に特例報告制度が設けられました。なお、株券等保有割合が10%を超えたり、重要提案行為等を行うことを保有目的としたりする場合などは特例報告は使えません。だから旧村上ファンドやオアシスなどは一般報告で大量保有報告書を提出しています。
ご覧いただいた通り、レオスはいつも特例報告を使って大量保有報告書を提出しているのですが、なぜかフジMHDに限っては特例報告を使わず、一般報告で大量保有報告書を提出しました。もしいつもどおり特例報告を使っていた場合ですが、おそらくレオスの基準日は各月の15日及び末日だと考えられ、2月だと基準日は2月14日(金)となり、そして大量保有報告書の提出日はその5営業日後の2月21日(金)となるはずでした。
ですから、今回フジMHDの大量保有報告書を一般報告で提出し、かつ、義務発生日の翌日提出したことから、いつもより2週間も前倒しで大量保有報告書を提出したということになります。このレオスの行動の意味するところは現時点でよくわかりません。週明け2月10日(月)の株価の行方が気になるところです。
