旧村上ファンドがやっぱりフジテレビの変更報告書を提出
旧村上ファンドがやっぱりフジ・メディア・ホールディングス(フジMHD)の変更報告書を提出しました。変更報告書の提出状況と内容は以下の通りです。保有割合は8.74%に上昇し、2024年9月末時点でフジMHDの筆頭株主だった東宝(8.71%、18,572,100株)を超えたそうです。 ※東宝の保有割合は自己株式を除いた数値に対する割合。一方、旧村上ファンドの保有割合は発行済株式総数に対する割合。東宝の保有割合を発行済株式総数(234,194,500株)ベースで計算すると7.93%。
取得資金は483億円となり、平均取得価格は2,359円となりました。フジMHDの今日の終値は2,886円です。

最近60日間の売買状況を見ると、先日お伝えした通り、旧村上ファンドは2月3日からフジMHD株を売却しています。ただ、レオスが大量保有報告書を提出したためか、いったん2月8日から売却をストップしました。時間を空けて2月28日に売却するものの、その日だけで、そして3月24日から取得を再開しています。高くなったから売ったけど、レオスが出てきたし、いっちょ噛んどいたほうがもっと儲かりそうやなと踏んだのでしょうか???

旧村上ファンドがフジMHDの大量保有報告書を提出したのは4月3日ですが、その提出義務発生日は5営業日前である3月27日です。大量保有報告書を提出するまでの28日~4月3日までのブランクの期間でたくさん買ったのでしょう、現に3月28日、31日、4月1日は連日にわたってフジMHDの発行済株式総数(234,195,500株)の1%に該当する2,341,945株を超える株数を取得し、4日、7日、8日と毎日変更報告書を提出しています。そう考えると。2日、3日も発行済株式総数の1%を超える株式を取得している可能性があり、明日9日、明後日10日にも変更報告書が提出される可能性があり、保有割合が10%を超えてくるかもしれません。
株主総会の喜寿日を超えてから買いまくっていることや野村絢氏など旧村上ファンド関係者は非居住者に該当するかもしれず、フジテレビの議決権が持てない可能性があることを考えると、彼らが株主総会でなにかするとかそういったことを想定していない可能性はあります。
彼らはお金儲けのためのあらゆる手段を、寝る間を惜しんで考えています(知らんけど)。働き方が違うかもしれませんが、ある意味、みなさんよりも働いているかもしれません(比較してどっちがいいとか言っている訳ではありません)。寝る間を惜しんて働いて、上場会社をどうやって料理しようか考えています。
そういう人たちを皆さんは相手にしているんだということを忘れてはいけません。もう今の時代、すべての上場会社がターゲットになります。この手の悩みがない上場会社の方がめずらしいくらいなんです。
本当に本当に平時のうちから対策を考えて実行しておかないとダメな時代なんです。以下の日経の記事にこうあります。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC197NW0Z10C25A3000000/
『必要な備えとして、日本ガイシの小林茂社長は「成長・価値創造のストーリーを資本市場に理解してもらうアクションが一層必要」と答えた。アサヒグループホールディングスの勝木敦志社長も「いざ『同意なき買収』が現実になってからでは遅い。常日頃から株価向上策、資本政策を検討し、実行していく」点が重要とみる』
ここでみなさんに質問です。日本ガイシとアサヒビールの差はなんでしょうか?私はこの記事を見て「やっぱり差があるなあ。具体性が違う」と感じました。
そして以下。
『アンケートでは、同意なき買収を受ける可能性などについて、取締役会で「定期的に議論している」企業は1.9%、「議論したことがある」企業は43.9%だった。検討内容を複数回答で聞いたところ、最も多かったのは「株主との対話強化」で69.4%。「提案受領時の体制整備」(49%)、「成長戦略の見直し」「資本政策の見直し」(各40.8%)と続いた』
定期的に議論している会社はたったの1.9%しかない・・・。そして検討内容があまりにも対応策として不十分・・・。本当にもっとちゃんと具体策を検討しておかないとダメですよ。ここに書いてあることすべて具体性と効果がないことばかりだと思います(あと、できそうにもないこと)。
