2019年04月25日

「出遅れる買収防衛銘柄」にもう一言

4月20日(土)の日経に掲載された「出遅れる買収防衛銘柄」に関して、ニュースやコラムを連投しましたが、最後にもう一言。

買収防衛銘柄に対する市場の評価は厳しい。導入企業の株価を合成して指数化すると、17年末比で15%下落とこの間ほぼ横ばいの日経平均に1割以上負けている。「企業価値向上に取り組む姿勢が乏しい企業と受け止められている」(国内機関投資家)ためだ。年初来上昇率も日経平均の11%に対して買収防衛銘柄は7%どまりだ。

これって「そりゃそうでしょうよ」という程度の内容ではないでしょうか?買収防衛策を導入している会社は、比較的時価総額が大きくない会社が多いのではないでしょうか?つまり、トヨタ自動車、ファナック、ファーストリテイリング、NTTドコモ・・・等々の大型銘柄は買収防衛策を導入していません。日経平均を大きく左右する大型銘柄が買収防衛策導入銘柄にはないのです。中小型株になれば大型銘柄より値動きもよくないです。必然的に、大型銘柄の少ない買収防衛銘柄は日経平均全体に比べてパフォーマンスが悪くなることは当然でしょ。

これって、比べるとしたら日経平均全体とではなく、同規模の時価総額の会社と比べないとダメなのではないでしょうか?

 

 

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